フィットの危ういデントリペア
- 関
- 2019年8月3日
- 読了時間: 2分
お電話でお見積りの御依頼を受けたときに
「凹みどんな状態でしょうか?」とか
「なにがどうやって、ぶつかったかわかりますか?」などと
こちらから質問をすることがあります。何故かというとですね、
知らぬうちにドアパンチらしきものが、とか、自転車が倒れてきて凹んだ、などは
ある程度脳内想像できるんです
でも、よく聞いてみると車が自力で動きながら何かにぶつかった
とか、バックしながら何かに押し付けて凹んでしまったっていうケースが時にありまして。
低速とはいえ車の圧倒的パワーで、凹みが出来てしまうわけでして
想像できない力でパネルが凹んだり歪んだりして鉄板が伸びているものも多いんです。
ですので、そういった場合は必ず「見てみないと直せるかどうか判断しかねます。」
みたいな返答をさせていただいています。
で、今回も「車庫入れ時にフロントフェンダーを車庫にぶつけてしまったのですが」
という御依頼でしたので、一度見せていただいてから条件付きで施工させていただきました

↓ フィット君の右フロントフェンダーのプレスラインがそっくり返ってしまっています

↓ ストライプで可視化すると。エグイんです。場所がフロントフェンダー以外なら
即、丁重にお断りしているかもしれません

↓ ライトを当てるとさらに実態がみえます。
縦キズやズズズッと引きずったような縦筋の痕が多数。これが厳しいです。
凹みの中に更に凹み多数。塗膜が割れてないのが奇跡です
※ 今回はキズや痕がある程度残ったり、歪み変形を完全には戻しきれないこと
そして塗膜ダメージが強いので、施工中に塗膜が耐えきれずに割れてしまう可能性も
ありますとよく依頼主様にご説明して、了承を得てから施工開始です。

↓ で、苦労の末の施工後。 ストライプの乱れが少々・・限界です



ここです!って言われるとわかるレベルでしょうか

タイヤアーチの際(きわ)の変形や歪み、キズのちらつきは残りましたが、塗膜割れもなく
依頼主様には充分ですと了承していただけました。
あまり、こういう危ういのは手をかけたくないのが本音なのですが
板金塗装の半額以下で100%ではありませんが直りました。というのが
依頼主様にはメリットとなったのではないのでしょうかねー
喜んでいただけて幸いでした~
Comments